彼女の知名度を一気に全国区へと押し上げた作品といえば、テレビドラマ界で大きな話題を呼んだ『バイプレイヤーズ』シリーズだろう。名だたるベテラン俳優陣が本人役で顔を揃える異色の現場で、中国人の助手・ジャスミン役を演じた彼女の度胸と存在感は強烈だった。カタコトの日本語と独特の間合いで大物俳優たちを軽快にいじる姿は、視聴者に強烈なインパクトを残した。
脇役としての確固たる実績を積み重ねる中で、ただのコメディライターにとどまらない深い感情表現の芽生えが見られた。緻密に計算されたコメディセンスと、ふとした瞬間に漂う切なさ。この作品で発揮された柔軟性こそが、後のヒューマンドラマや重厚な作品での躍進へとつながっていく。