カレーを混ぜて食べるのは下品?マナー違反論争の真相とプロの結論

カレーを混ぜて食べるのは下品?マナー違反論争の真相とプロの結論

カレーを混ぜて食べるのは下品?マナー違反論争の真相とプロの結論について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

日本のカレー文化の中にも、最初からルーとご飯を混ぜ合わせることで歴史と人気を築いてきた独自の料理が存在します。

その代表格が、明治43年創業の大阪の老舗洋食店「自由軒」が提供する「名物カレー」です。炊きたてのご飯と熱々のカレーペーストをあらかじめフライパンで完全に混ぜ合わせ、中央をくぼませて生卵を落としたスタイルは、100年以上にわたって愛され続けています。創業当時、保温設備が十分でなかった時代に「いつでも熱々で美味しいカレーを提供したい」という創業者・吉田四一氏の知恵から生まれたこの名物は、ウスターソースを垂らし、卵を崩してさらに混ぜながら食べるのが正統な流儀です。

このほか、門司港発祥の「焼きカレー」のようにチーズや卵と全体を一体化させてオーブンで焼き上げるスタイルや、挽肉とスパイスを一体化させたキーマカレー、ドライカレーなど、調理段階で混ざり合っているメニューも多数あります。「最初から混ぜて作られている完成品」を食べる行為と、「卓上で個人の判断でかき混ぜる行為」は文脈が異なりますが、混ぜることで引き出されるコクや旨味の文化も日本の中に確かに根付いています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。