アリーナ席は本当に神席か?見え方の落とし穴と主要会場キャパを徹底検証

アリーナ席は本当に神席か?見え方の落とし穴と主要会場キャパを徹底検証

アリーナ席は本当に神席か?見え方の落とし穴と主要会場キャパを徹底検証とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

チケット発券画面に「アリーナ」の文字が踊ったとき、誰もが最前列や花道脇の至高のポジションを思い浮かべます。いわゆるアリーナ神席の真相を現場レベルで定義するならば、「メインステージ最前〜10列目前後」「センターステージ・花道ブロックの最前列」「トロッコ動線に面した通路側」の3点に集約されます。これらに該当した場合、肉眼でアーティストの細やかな表情や汗の飛沫、衣装の細部まで視認でき、まさに一生モノの感動を味わうことが可能です。

一方で、アリーナフロアの大半を占める中盤以降のエリアには、物理構造上の過酷な現実が待ち構えています。それがファンの間で警戒される「アリーナの埋もれ」です。体育館や展示場と同様、アリーナの床面には一切の傾斜(段差)がありません。パイプ椅子が平坦なフロアに並べられる構造上、アリーナ席の見え方は前列に立つ観客の体格に100%左右されます。

「アリーナ40列目を引いて歓喜したものの、目の前に大柄な男性が2人並んで完全に視界がゼロになった。背伸びをしてもメインステージの足元すら見えず、結局2時間、大型モニターの端っこを首を曲げて見上げるしかなかった」――これは都内のアリーナ公演に通う20代女性ファンが明かした偽らざる実体験です。さらにペンライトやうちわを高く掲げるマナー違反が重なると、視界はさらに狭まります。アリーナ席は「天国と地獄の落差」が最も激しいエリアであることを、まず認識しておく必要があります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。