心因性頻尿のケアにおいて、最も決定的な影響力を持つのが親のリアクションです。子供は自覚的にふざけてトイレに行っているわけではなく、不安という身体感覚に反応しているにすぎません。
多くの体験談や育児心理カウンセリングの現場で指摘される「絶対に避けるべきNG対応」は次の3点です。
- NG対応1:トイレの回数を数えたり指摘する(「今日これで何回目?」「さっき行ったばかりでしょ」と咎める)
- NG対応2:我慢を強要する(「あと10分我慢しなさい」と膀胱訓練を強制する)
- NG対応3:大人が露骨に落胆・イライラした表情を見せる(ため息をつく、出かけるのを嫌がる)
これらを行ってしまうと、子供の意識がさらに排尿へと固定化され、症状が長期化する悪循環に陥ります。家庭で実践すべき基本姿勢は「完全なスルー(淡々と許可する)」です。
「行きたくなったら何回でも行っていいよ」と笑顔で声をかけ、子供がトイレから戻ってきたら何事もなかったかのように絵本を読んだり、スキンシップをとったりして意識をトイレ以外の楽しい活動へそらす工夫が効果的です。