旅慣れたリピーターであっても、最初の関門となるのがハワイ旅行時差ボケ対策の成否です。旅行記の手記やSNS、知恵袋などのコミュニティに寄せられた渡航者の体験談を精査すると、失敗のパターンには顕著な共通点が見出せます。
「朝ホノルルに着いて気分が高揚し、荷物をホテルに預けてすぐアラモアナで買い物を始めた。ところが午後2時を過ぎたあたりで猛烈な睡魔と頭痛に襲われ、カフェの椅子で意識を失うように居眠り。結局チェックイン直後にベッドへ倒れ込み、起きたら夜の21時だった。そこから朝まで一睡もできず、滞在初日どころか2日目までスケジュールが狂った」(30代会社員の手記より)
「子連れで初ハワイ。機内映画に夢中で子どもを寝かせられず、空港到着時には家族全員が限界状態。レンタカーの手続き中も判断力が著しく低下していて、慣れない左ハンドル走行で冷や汗をかいた。初日に詰め込みすぎたアクティビティはキャンセルせざるを得なかった」(40代家族旅行者のブログより)
現場取材を通じて見えてくるのは、「入国審査の行列と移動の疲れ」「睡眠不足」「急激な日差しによる眼精疲労」が同時に押し寄せるという過酷な現実です。日本時間では未明の深い眠りにあるべき時間帯に、強い紫外線と緊張感に晒されることで、自律神経が急激なパニックを起こします。「初日から全力で遊ぶ」という意気込みが、皮肉にも旅程全体の満足度を下げてしまうケースが後を絶ちません。