Q1:ナマコのどの種類でもこのわたは作れるのですか?
A1:日本で食用とされるマナマコには、体色によって「赤ナマコ」「青ナマコ」「黒ナマコ」などのバリエーションがあります。このわたの原料としては、外洋の岩礁域に棲み身が締まって香りが良い「赤ナマコ」の腸が最高級とされています。内湾の砂泥に棲む青ナマコからも製造されますが、赤ナマコ製の方が色合いが鮮やかで磯の香気も格段に高いため、高値で取引されます。
Q2:生のまま食べることはできないのですか?塩辛にしなければダメですか?
A2:水揚げ産地の漁師町やごく一部の鮮魚専門店では、獲れたてのナマコから取り出したばかりの生の腸を「生このわた(水このわた)」として酢醤油などで食す文化があります。塩蔵熟成特有のねっとりとした旨味とは異なり、コリコリとした独特の歯ごたえと瑞々しい潮の香りが楽しめます。ただし鮮度低下が極めて激しいため、一般の市場に流通することは滅多にありません。
Q3:食べ過ぎると体に悪い影響はありますか?
A3:このわた自体は高タンパクかつタウリンやビタミンB群、微量ミネラルを豊富に含む栄養価の高い食品です。しかし、塩蔵品であるため塩分濃度が高く、プリン体も一定量含まれています。一度に大量を食べるような食材ではなく、小皿から箸先でつまみ、酒とともにゆっくり味わう分には健康上の懸念はほとんどありません。