長年、ライトノベルの挿絵やキャラクターデザインの第一線で活躍してきたがおう氏。彼の描くキャラクターは、ただ可愛いだけでなく、どこか血の通った温かさと、見る者を一瞬で引き込む強い眼差しを持っている。そんな彼が漫画という「時間の流れる表現媒体」に本格参入したことは、業界にとっても極めて大きな事件だった。
イラストは一枚の絵で世界を完結させるが、漫画はコマとコマの間に読者の想像力を滑り込ませる必要がある。この高いハードルを、彼は独自のコマ割り技術と、キャラクターの細かな表情の変化で見事にクリアしてみせた。関係者からは「単なる絵師の余技ではない、本物の漫画家としての覚悟を感じる」と絶賛の声が上がっている。