尻焼温泉を訪れる旅行者が最も疑問を抱くのが「混浴のルール」と「水着着用の可否」です。かつては昔ながらの混浴野湯として全裸で入浴する愛好家も多く見られましたが、観光客の増加やSNSでの拡散に伴い、利用環境は大きく変化しました。
現在、中之条町観光協会および現地案内看板では、水着や湯浴み着、ラッシュガードの着用が強く推奨されています。川の湯のすぐ脇には遊歩道があり、一般のハイキング客や観光客が日常的に行き交うオープンなロケーションであるため、無防備な全裸入浴はトラブルの原因となりやすいためです。脱衣所に関しては、川岸に男女別の簡易小屋が設置されていますが、鍵付きロッカーやシャワーなどの設備はありません。貴重品の管理は自己責任で行い、車内や防水ポーチを活用するのが鉄則です。
また、自然の河川環境を守るため、石鹸・シャンプーの使用は厳禁とされています。ゴミの持ち帰りはもちろん、夜間の大声での歓談や長時間の場所占有を避けるなど、パブリックな秘湯としての最低限のエチケットを守ることが求められます。