「自伐型林業は儲かるのか」という疑問に対する率直な答えは、「林業単体での高収入は難しいが、生活コストの低い地方での複業モデルとしては極めて堅実」となります。
専業として山に入り木材を出荷する場合、年間売上から燃料費や重機の減価償却費を差し引いた実質所得は年間200万〜300万円程度に落ち着くケースが多数派です。ベテラン層や良質な用材林を所有・管理できているトップ層で年収400万〜500万円に達することもありますが、最初からこれ一本で高年収を狙うのは現実的ではありません。
現在成功しているプレイヤーの多くは、農業、薪やクラフト製品の直接販売、地域の観光業やWebワークなどを組み合わせる「半林半X」スタイルを確立しています。年間60〜100日程度山に入って150万〜200万円の現金収入を得つつ、他の仕事と組み合わせて世帯年収450万円以上を安定して生み出す仕組みが、最も再現性の高い成功パターンです。