物語の舞台は、大手家具メーカー「ツルモク家具」の男子独身寮。高校卒業後に高知から上京してきた主人公・宮川正太は、工場勤務からスタートしながらも、いつか家具デザイナーになるという夢を抱いて入社します。そこで待ち受けていたのは、超個性的な寮の先輩たちと、大都会・東京の厳しくも魅力的な現実でした。
本作の魅力を語るうえで欠かせないのが、複雑かつ魅力的な人間関係を描いたキャラクター相関図です。主な登場人物たちの関係性は以下の通りです。
- 宮川正太(みやがわ しょうた):高知県出身の純朴な青年。家具デザイナーを志し、仕事に恋に悩みながら成長していく。
- 姫野みゆき(ひめの みゆき):ツルモク家具の総務部に勤める美人OL。正太が密かに憧れを抱く本作のメインヒロイン。
- 桜井ともみ(さくらい ともみ):正太の高知時代の高校の後輩であり元恋人。正太を追って上京してくる一途な女性。
- 杉本京介(すぎもと きょうすけ):正太の寮の先輩。誰もが見惚れる超絶イケメンのプレイボーイだが、内面には強い孤独と純粋さを秘める。
- 田畑重男(たばた しげお):正太の同室の先輩。女性に全く縁がない「のぞき魔」的なギャグ担当だが、仲間思いで人情に厚い兄貴分。
- 白鳥沢レイ子(しらとりざわ れいこ):大富豪・白鳥沢コンツェルンの令嬢。巨漢で強烈なビジュアルを持ちながら、杉本に一途な愛を捧げる最強のキャラクター。
- 野沢あけみ(のざわ あけみ):みゆきの同期で親友。杉本に思いを寄せる芯の強い女性。
高知に残してきたともみへの罪悪感、年上で洗練されたみゆきへの抑えきれない憧れ、そしてデザイナーとしての挫折と挑戦。『ビッグコミックスピリッツ』ならではの青年誌らしいほろ苦さと、誰もが通過する「自立への痛み」が緻密に描かれています。