ローソンフレッシュ終了の真相と2026年最新コンビニ宅配の全貌

ローソンフレッシュ終了の真相と2026年最新コンビニ宅配の全貌

ローソンフレッシュ終了の真相と2026年最新コンビニ宅配の全貌の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

2014年に前身サービスを刷新して本格始動した「ローソンフレッシュ」は、約1万6,000点に及ぶ生鮮食品、日用品、さらには「キッチント」などの独自ミールキットを取り揃え、大手コンビニが手掛ける本格ネットスーパーとして大きな注目を集めました。しかし、2018年夏をもって同サービスは惜しまれつつも幕を閉じました。関係者の証言や当時の決算説明資料を紐解くと、撤退の背景には3つの構造的障壁がありました。

第1の要因は、物流コスト(ラストワンマイル)の急激な高騰です。首都圏をカバーする専用配送網の維持費用とドライバー不足による人件費上昇が、想定以上の利益圧迫要因となりました。生鮮品の温度帯管理(冷蔵・冷凍・常温)を維持しながらの個別配送は、高い配送密度がなければ黒字化が極めて困難です。

第2の要因は、オイシックス・ラ・大地との戦略的アライアンスへの転換です。ローソンは自前主義での生鮮ECプラットフォーム運営から舵を切り、2018年にオイシックスと資本業務提携を締結。EC運営の知見と優れたサプライチェーンを持つ専門企業へ生鮮宅配事業を統合・委託する道を選びました。

第3の要因は、既存店舗網とのカニバリゼーション(顧客の食い合い)です。全国に張り巡らされたローソン実店舗の強みをネットスーパー単独配送では活かしきれず、店舗配送インフラとのシナジー創出に限界が生じたことが挙げられます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。