一部のレビューサイトで散見される「ドラムメニャーは器用貧乏で採用枠がない」という主張には、明確な盲点が存在します。この批判の多くは、「超激レアを含む全キャラクターを無制限に出撃させられる通常ステージ」を前提として語られている点です。
確かに、白キャスリィや黒ダルターニャ、クロノスといった最高峰のオールラウンダーを潤沢に編成できる環境であれば、わざわざドラムメニャーを優先配備する必要性は薄れます。しかし、ゲームの進行とともに立ちはだかるのは、以下のような構造的制約です。
- 出撃制限ステージ:レア以下しか出撃できない過酷なステージにおいて、中射程の優秀な妨害役は一握りしか存在しません。
- 資金枯渇ギミック:敵の城を叩くまで資金供給が途絶えるステージで、1,000円前後の低コスト妨害役が戦線の維持を決定づけます。
- 属性複合のラッシュ:前線を押されやすい混成編成に対し、足並みを崩すドラムメニャーのノックバックや鈍足効果が決定打となります。
つまり、「どこにでも連れて行ける万能選手」を期待すると評価を誤りますが、「特定の縛りや局面における特効サポーター」と定義づければ、これほど費用対効果の高いユニットは他に類を見ません。ネット上の否定的な評価は、運用の前提条件を取り違えた誤解であると断言できます。