パンク修理にまつわる情報には、ネット上で誤解されたまま拡散している俗説が少なくありません。安全に関わる2大誤解を正しく整理します。
誤解①:「パンク修理をすればどんな穴でも元通り走れる」
修理が可能な部位は「トレッド面(路面に接する溝がある部分)の中心部」かつ「刺さった異物の直径が6mm以下」に限られます。タイヤの「側面(サイドウォール)」や「ショルダー部(角の部分)」は走行時に激しく変形・伸縮を繰り返すため、どんなに腕の良い整備士でも修理は不可能です。これらを修理キット等で塞いで走行するのはバーストの直接的要因となります。
誤解②:「ガソリンスタンドの外面修理だけでずっと乗り続けて良い」
スタンドなどで手軽に行われる「外面修理(外側からゴムプラグを押し込む修理)」は、あくまで一時的な止水措置(応急修理)です。タイヤの内側でカーカスが傷ついていないか確認できないため、数ヶ月後にプラグの隙間からエア漏れを再発させたり、内部腐食が進んだりするリスクを孕んでいます。長期間安全に走行するためには、タイヤをホイールから外して内部の損傷を確認し、裏側から特殊パッチを圧着する「内面修理」をタイヤ専門店で行う必要があります。