芸能界において「異常な束縛」や「執拗な浮気疑惑の追及」が法廷闘争や離婚調停にまで発展した事例は枚挙にいとまがありません。ネット上で「オセロ症候群ではないか」と囁かれた著名人の過去の騒動を検証すると、単なる夫婦喧嘩の域を遥かに超えた生々しい実態が浮かび上がってきます。
代表的な事例として語り継がれているのが、高嶋政伸氏と美元氏の泥沼離婚裁判です。法廷で明かされた証言によると、日常的な金銭要求に加え、行動に対する激しい監視や数十時間に及ぶ詰問、寝室での口論の隠し録音などが公判で生々しく暴露されました。法廷闘争の末に裁判所が婚姻関係の破綻を認め離婚が成立しましたが、当時の週刊誌報道やワイドショーでは、相手への極端な執着と不信感がパートナーを精神的崩壊へ追い込む典型例として大きく報じられました。
また、タレントの熊田曜子氏とその元夫によるDVおよび離婚騒動も、嫉妬と不信が引き起こした極限の破綻劇として記憶に新しいところです。元夫側は妻の私物バッグに付着したDNA鑑定まで持ち出し、某民放プロデューサーとの不貞を主張。一方、熊田氏側は元夫による暴行被害と極度のモラルハラスメントを訴え、互いの主張は完全に決裂しました。双方が録音データをメディアに流出させる事態へと発展したこの騒動は、パートナーへの疑心暗鬼が一度暴走すると、客観的事実の有無にかかわらず関係性が修復不可能なレベルまで破壊される現実を如実に示しています。
さらに、女優の遠野なぎこ氏は、過去の自身の結婚生活や恋愛における凄まじい束縛体験を自著や特番インタビューで赤裸々に告白しています。1日に数十回にも及ぶ着信履歴を残す、相手の携帯電話の送受信履歴をくまなくチェックする、少しでも返信が遅れると「浮気をしているに違いない」と激昂する――。彼女自身は摂食障害や強迫観念、見捨てられ不安を抱えていることを公表していますが、こうした「愛を失うことへの極限の恐怖」が攻撃的なパートナーへの浮気妄想へと転嫁されるメカニズムは、オセロ症候群の心理的機序と深く合致しています。