高校卒業後、二人は大きな賭けに出る。1982年、吉本興業がタレント養成所として新たに設立した「NSC(吉本総合芸能学院)」の1期生として入学を果たしたのだ。当時、漫才師やタレントになるルートといえば師匠への弟子入りが当たり前だった時代において、学校形式で笑いを学ぶという試み自体が異例中の異例だった。
入学当初から彼らの異才ぶりは群を抜いていた。従来の型にハマったコテコテの大阪漫才とは一線を画し、静かなトーンから突如として爆発する松本のボケと、容赦ないスピードと鋭さで切り込む浜田のツッコミ。二人が組んだコンビは瞬く間に頭角を現した。吉本興業の若手オーディションや劇場公演を破竹の勢いで勝ち上がり、関西のお笑い界に大激震をもたらした結成秘話は、今なお語り草となっている。