Q1:甘露寺蜜璃のオーディションではどのようなやり取りがあったのですか?
A1:外崎春雄監督をはじめとする制作陣は、蜜璃が持つ「底抜けの明るさ」と「異形の強さ」のバランスを極めて繊細に見定めていました。花澤香菜自身は、変に飾ったり可愛く見せようと小細工をするのではなく、原作を読んだときに感じた彼女の素直で温かい衝動をそのままぶつけたと語っています。その結果、作り物ではない自然体の愛らしさが満場一致で評価され、キャスティングが決定しました。
Q2:伊黒小芭内役の鈴村健一さんとの共演現場の雰囲気はどのようなものでしたか?
A2:2人は別作品でも多数の共演歴があり、声優業界でも互いに絶大な信頼を置く間柄です。アフレコ現場では過剰な打ち合わせをせずとも、鈴村健一の抑えたトーンの芝居に対して花澤香菜が天真爛漫に応じることで、原作が持つ独特の距離感と深い絆が阿吽の呼吸で表現されました。2人の声の周波数が見事に噛み合っている点も、音響監督から高く評価されています。
Q3:小野賢章さんとの結婚生活が演技に与えた影響はありますか?
A3:直接的な芝居の技術というよりも、精神的な充足感と安定感が演技の幅を広げたと関係者の間で見られています。同業者として表現の苦しみを分かち合えるパートナーを得たことで、芝居において余計な力みが抜け、甘露寺蜜璃のような「無条件の愛」を全身から放つ難度の高い演技にも、より一層の深みと説得力が宿るようになりました。