「2月のソウル 気温」を検索すると、東京の真冬よりも一段と低い数字が並びます。韓国気象庁(KMA)の観測統計によると、ソウルの2月上旬における平年最低気温はマイナス5度からマイナス10度、日中の最高気温でも1度から4度程度にとどまります。下旬に向かうにつれて日中の気温が5度を超える日も増えてきますが、油断はできません。韓国の冬を象徴する気候現象「三寒四温(3日寒さが続いた後に4日温かくなる周期)」の波が激しく、前日は穏やかでも翌朝には強烈な寒波(ハンパ)が街を直撃します。
旅行者が最も衝撃を受けるのは、数値上の気温以上に厳しい「体感温度の低さ」です。ソウル市内を流れる漢江(ハンガン)から吹き付ける乾いた北西風は鋭く、風速が1メートル増すごとに体感温度は約1度低下します。街の気温計がマイナス4度を示していても、ビル風が吹き抜ける明洞や光化門の交差点では、体感温度がマイナス12度からマイナス15度にまで急降下します。肌を露出しているとわずか数分で痛みを覚え、スマートフォンのリチウムイオンバッテリーが急激に電圧降下を起こしてシャットダウンするほどです。
ソウル 2月 気候 現地情報において特筆すべきは、空気の異常な乾燥です。降水量は年間を通じて最も少ない時期にあたるため、豪雪地帯のように雪で埋もれる日は稀ですが、冷たく乾いた強風が肌や喉の水分を容赦なく奪い去ります。屋外の散策では防寒性だけでなく、顔まわりの防風・保湿ケアを怠らない設計が求められます。