ジベル薔薇色粃糠疹は自然に治癒する疾患であるため、特効薬でウイルスを直接退治するのではなく、不快な症状を抑えながら回復を待つ「対症療法」が皮膚科治療の基本となります。
痒みが強い場合には、炎症を鎮めるマイルド〜ミディアムクラスのステロイド外用薬や、痒みを中枢から抑える抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の内服が処方されます。痒みが全くない軽症例では、保湿剤のみで経過観察することも一般的です。
日常生活やセルフケアにおいては、以下の点に注意してください。
- お風呂・入浴:熱い湯船に長く浸かると、全身の血流が促進されて発疹の赤みが急激に増し、痒みが強くぶり返します。38〜40℃程度のぬるめのシャワーで済ませるのが理想的です。
- 身体の洗い方:落屑(めくれた皮)を無理にこすり落とそうとせず、石鹸をしっかり泡立てて手で優しくなでるように洗ってください。
- 衣類の選定:化繊やウールなどチクチクする素材は肌への物理的刺激となります。通気性と吸湿性に優れた綿(コットン)100%のインナーを着用しましょう。
- 運動・サウナ・飲酒:発汗や体温上昇は痒みの増悪因子です。症状がピークの時期は、激しいスポーツやサウナ、過度の飲酒を控えめにしてください。