寝起きの体温37度は病気?風邪症状なしの原因と受診目安を解説

寝起きの体温37度は病気?風邪症状なしの原因と受診目安を解説

寝起きの体温37度は病気?風邪症状なしの原因と受診目安を解説の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

Q1:朝だけ37度台で、昼や夜になると36度台の平熱に下がるのはなぜですか?
A1:睡眠中の保温過多(厚着や電気毛布)や起床時の水分不足(隠れ脱水)による一時的な熱こもりが最も有力な原因です。また、朝の覚醒に伴う交感神経の急激な立ち上がりが影響している場合もあります。起床後に水分を摂り、活動開始とともに平熱へ戻るのであれば、病的な発熱の可能性は極めて低いと言えます。

Q2:風邪薬や解熱鎮痛剤を飲んでも、寝起きの37度が下がりません。
A2:市販の風邪薬や解熱剤は、ウイルスや細菌の感染によって生じる炎症物質(プロスタグランジン)を抑えることで熱を下げます。自律神経の乱れによる「ストレス性高体温症」や、女性ホルモンの分泌による高温期の場合、炎症反応自体が存在しないため解熱剤は効果を発揮しません。薬の連用は胃腸に負担をかけるだけであるため控えましょう。

Q3:子どもが朝起きたら37.2度ありました。保育園や学校は休ませるべきですか?
A3:子どもの基礎体温は大人より高く、平熱が37.0℃前後の子も多数存在します。感染症法上の発熱基準である37.5℃未満であり、機嫌が良く、朝食をしっかり食べ、咳・鼻水・嘔吐・下痢などの症状がなければ、登校・登園を制限する必要はありません。ただし、起きてから30分ほど経って身体が活動に慣れた段階で再検温し、体温が上昇傾向にないか確認することをおすすめします。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。