13対1看護配置とは?10対1との違いや施設基準・現場の評判を検証について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。
詳細を見る病棟の機能とスタッフの働き方を左右する最大要素が、この「比率の差」です。7対1(急性期一般入院料1など)や10対1(急性期一般入院料4〜6、地域一般入院料1など)と比較すると、病院の立ち位置と求められる医療ケアの毛色がまったく異なります。
以下の比較表は、厚生労働省の告示データおよび医療機関の運用実態をまとめたものです。
項目13対110対17対1主な病棟区分地域一般病棟、亜急性期、慢性期・療養病棟中規模病院の一般急性期、地域一般病棟大学病院、国公立・大規模総合病院の高度急性期看護師配置人数(手厚さ)基準内では最小限(1病棟あたり約25〜30名)標準的(1病棟あたり約35〜40名)極めて手厚い(1病棟あたり約50名以上)平均在院日数24日以内〜長期(比較的ゆったり)21日以内(適度な回転)16〜18日以内(極めて高回転)重症度医療看護必要度基準なし、または極めて緩やか中等度の基準を満たす必要あり極めて厳しい評価基準(A・B・C項目)医療処置と看護内容服薬管理、経管栄養、褥瘡ケア、排泄・入浴などのADL介助周術期管理、点滴静注、検査、急性期〜回復期ケア人工呼吸器管理、緊急オペ後管理、高度カテーテル治療編集部の評価・特徴突発的な緊急対応は少ないが、身体介助の体力負担が課題急性期スキルと日常ケアのバランスが最も取れた中間層医療知識・技術は飛躍するが精神的プレッシャーが甚大
10対1との違いにおいて特筆すべきは、日々の「入れ替わりの激しさ」です。10対1病棟は手術や検査入院が頻繁で入退院処理に追われる場面が多いのに対し、13対1病棟は病状が落ち着いた患者の療養やリハビリ、退院調整が中心となります。
一方、7対1との違いは、重症度医療看護必要度の縛りにあります。7対1はハイレベルな医療処置を継続的に提供しなければ施設基準を剥奪されるため、常に重篤な患者を受け入れ続ける宿命を背負っています。13対1にはその重圧がほぼ存在しません。