休日に現地を訪れるファミリーにとって最大の障壁となるのが、筑紫野総合運動公園駐車場混雑です。好天に恵まれた土日祝日は、午前10時を過ぎた段階で山頂直結の第1駐車場(約100台収容)へと続く一本道に入場待ちの車列が発生し、ピークとなる午前11時から14時にかけては坂道で30分以上の立ち往生を余儀なくされる光景が日常茶飯事となっています。
この大渋滞を回避するための鉄則は、「第1駐車場を最初から諦め、中腹の第2・第3駐車場へ直行する」というアプローチです。管理棟や海賊船の目の前に位置する第1駐車場は利便性が高い反面、一度列に並ぶとUターンが極めて困難な構造になっています。一方、坂の途中にある第2・第3駐車場は回転率が比較的早く、遊具広場までは舗装された階段遊歩道を徒歩3〜4分ほど登る必要がありますが、渋滞に巻き込まれる心理的ストレスを考えれば遥かに合理的です。
そもそも、これほど広大で充実した設備を持ちながら駐車場料金無料の理由はどこにあるのでしょうか。市の都市計画課および体育協会の施策意図を探ると、本施設が「市民の健康増進および青少年の健全育成を担う都市基盤施設」として位置づけられており、利用者の経済的負担をゼロに抑えることで日常的なスポーツ・レクリエーション参加を促すという行政方針が一貫して貫かれているためです。
ただし、公共交通機関での来訪を検討している場合は厳重な注意が求められます。アクセス方法とバス停の実態を調査すると、最寄りのコミュニティバスや路線バスの停留所(山口方面)からは、勾配のきつい上り坂を20分以上歩く必要があります。ベビーカーを押しながらの徒歩移動は現実的ではなく、自家用車またはJR原田駅・西鉄筑紫駅からのタクシー利用(片道1,500円〜2,000円程度)が実質的な選択肢となります。