「軽自動車は日本の国民車であり、独自の宝である」――そう強調するのはトヨタ自動車の会長である豊田章男氏だ。グローバル化が進む世界市場の中で、日本特有の狭い路地や地域経済を守り続けてきたこの規格の存在価値を、トップ自らが高く評価している。
また、自動車ジャーナリストの清水和夫氏も、厳しい制限枠の中で世界水準の安全性と居住性を両立させる技術力に感嘆の声を寄せる。全長3.4m、全幅1.48m以下という極限の制限が課された軽自動車規格だからこそ、エンジニアの創意工夫が凝縮されるのだ。この制約美こそが、日本独自のアドバンテージと言えるだろう。