この精神的探求の系譜において、欠かすことのできない存在が俳優の窪塚洋介だ。自らの生と死の淵を覗き込んだような体験を経て、彼の発言は急速に深化を遂げていった。彼が語る自然への畏怖や宇宙観は、まさに「かむながらの道」の現代的体現そのものである。
特に彼が出演したマーティン・スコセッシ監督の映画『Silence -サイレンス-』は、彼の内面に大きな転換をもたらしたとされる。信仰とは何か、神の沈黙にどう向き合うのか。過酷なロケ地で繰り広げられた深い思索は、単なる演技の枠を超えて彼の宗教哲学を強固なものにした。自身の意思を超えた大きな流れに身を任せるスタイルは、多くの若手表現者にも強烈なインスピレーションを与えている。