「どれだけ飲んでも定額」「ゴミが出ない」という宣伝文句に惹かれて導入したものの、数カ月で解約や後悔に至るユーザーには共通した原因が存在します。編集部が収集したリアルな体験談から浮き彫りになった、4つの盲点を解説します。
① 設置場所がキッチンシンク周辺に固定される制限
水道直結型は、水道管(水栓)から細い給水チューブを本体まで配線して水を供給します。チューブは数メートルから十数メートルまで延長可能ですが、リビングや寝室など水回りから離れた場所に置く場合、モール等で壁沿いにチューブを固定する必要が生じます。「部屋の美観を損ねる」「ドアの開閉や生活動線の邪魔になる」という不満は非常に多く聞かれます。
② 災害時の備蓄水として機能しにくいリスク
従来のボトル宅配型は、部屋にストックしてある12Lボトルがそのまま災害時の非常用水になります。しかし水道直結型は、地域の水道インフラが断水すると同時に給水がストップします。内部タンクに数リットルの残水はあるものの、停電時には出水できない電子ボタン式モデルも多いため、防災面での過信は禁物です。
③ 引越し時の移設費用と手続きの煩雑さ
転勤や住み替えが発生した場合、旧居での取り外し工事と新居での再設置工事が必要になります。多くのメーカーで移設手数料(10,000円〜15,000円前後)が発生し、新居の水栓形状によっては追加のアダプター費用がかかることもあります。
④ 定期的なセルフメンテナンスとフィルター交換の手間
多くの直結型サーバーでは、半年に1回から1年に1回程度、自宅に郵送されてくるカートリッジをご自身で交換するシステムを採用しています。ワンタッチで交換できる工夫が施されているものの、「届いたフィルターを放置してしまう」「出水口やドリップトレイの日常的な清掃を怠り、衛生面が不安になった」という声も少なくありません。