黒田家の歴史をさらに立体的にしているのが、実業界における足跡だ。祖父の黒田慶次郎氏は、戦前・戦後の激動期においてビジネスの世界で活躍した。単に古い家柄というだけでなく、近代日本の経済発展を支えた実力派の系譜でもある。
このような「古い名家の格式」と「近代的な実業界での実績」の融合こそが、黒田家の強みと言える。資産や地位をひけらかすことなく、実直に社会に貢献する家風。それは、慶樹氏が都庁の職員として地道にキャリアを築いた姿勢にも色濃く反映されている。派手さを嫌い、本質を重んじる姿勢は、皇室が重んじる美徳とも深く共鳴するものだ。