ナランチャの死が単なる不快なトラウマで終わらないのは、直後のジョルノ・ジョバァーナの行動があるからだ。仲間を失った悲しみに暮れる暇もなく敵が迫る極限状態。ジョルノは自らのスタンド能力「ゴールド・エクスペリエンス」を使い、鉄柵に囲まれたナランチャの遺体を美しい花々で包み込んだ。
「誰も君を一人にはさせない」。冷たい鉄と石の上ではなく、色鮮やかな生花に抱かれて眠るナランチャ。悲惨な最期でありながら、そこには尊厳と敬意が満ちていた。死は訪れたが、彼の意志と魂はブチャラティたち、そしてジョルノへと受け継がれ、最終的なディアボロ撃破への原動力となったのだ。