藤村緋二氏を語る上で欠かせないもう一人の重要人物が、盟友である原作者の金城宗幸氏です。現在『ブルーロック』などの世界的メガヒットを連発する金城氏と藤村氏は、デビュー当初から苦楽を共にしてきた黄金コンビとして知られています。
一部のネット掲示板やSNSでは、『神さまの言うとおり』に続いてタッグを組んだ『グラシュロス』(ヤングマガジン連載)が全5巻で完結したことについて、「打ち切りだったのではないか」「二人の関係性に亀裂が入ったのではないか」という憶測が飛び交った時期がありました。
しかし、当時の掲載誌の展開や関係者の証言を丹念に検証すると、実態は大きく異なります。『グラシュロス』は原始時代という極めて尖った設定と挑戦的なテーマを扱った作品であり、「描くべき物語の核を最短距離で濃密に描き切った結果」としての完結でした。商業的な打ち切りという一面的な見方ではなく、作家陣が表現の限界に挑んだ野心作であったことがわかります。
両者の関係についても、作品完結後もお互いの新作や活躍をリスペクトし合うコメントが交わされており、不仲説は根拠のないデマに過ぎません。それぞれが異なるフィールドで経験を積んだ今だからこそ、「成熟した二人が再び手を組むサプライズ」を期待する声が業界内外から根強く上がっています。