ネット上では「機動隊=体を張るだけの筋肉バカ集団」といった乱暴なステレオタイプが散見されますが、これは現場の実態から最も乖離した誤解です。
現代の第二機動隊に求められるのは、腕力ではなく高度な判断力と精密な法知識です。違法デモや騒乱の現場において、警察官職務執行法に基づき、どの段階で規制・警告を発し、どこから実力行使に移るか――その判断はミリ単位で法的根拠に縛られています。判断を誤れば、即座に国家賠償請求訴訟や社会問題へ発展するため、隊員たちは日夜、警備業法や刑法、判例の勉強会に追われています。
また、第二機動隊の水難救助隊に関しても「ただ泳ぎが得意な隊員が集まっている」わけではありません。ソナー画像解析、潜水医学、潮流の流速計算、危険化学物質が流出した水域での対処法など、専門的な科学知識の習得が必須です。肉体派の皮を被った「ハイテク実務部隊」というのが、現代の第二機動隊の真実の姿です。