ストレッチと併せて活用したいのが、装具や東洋医学的なアプローチによる負荷軽減です。正しい補助具の使い方とツボ刺激により、回復スピードを底上げすることが可能です。
肘用サポーター(ナイトスプリントの代用):市販の肘サポーターを使用する場合、締め付けが強すぎる着圧タイプは血流を阻害するため逆効果です。目的は「肘が90度以上曲がるのを物理的に防ぐこと」であるため、ステー(支柱)が入ったタイプや、内側に厚手のパッドが付いたゆとりのある設計を選んでください。
キネシオロジーテープによる保護:肘の内側から前腕にかけて、皮膚を軽く持ち上げるように伸縮性テープを貼ることで、組織間の内圧を下げてリンパ液や血液の循環を促すテーピングが推奨されます。神経を強く圧迫するような巻き方は厳禁です。
有効なツボ(経穴)の優しい刺激:
- 小海(しょうかい):肘の内側の骨の出っ張りと肘頭(肘のとがり)の間のくぼみにあるツボ。※強く押すのは絶対NG。指の腹で触れる程度の微弱な力で、円を描くように優しくさすります。
- 少沢(しょうたく):小指の爪の生え際(外側)にあるツボ。反対側の指先で優しくつまみ、血流を促します。
- 神門(しんもん):手首の内側、小指側の腱のキワにあるくぼみ。自律神経の緊張を解き、患部の血行をサポートします。
回復期の筋力トレーニング:痛みが完全に引き、しびれが落ち着いた段階でのみ、指の開閉運動(パーの形を維持するゴムバンドトレーニング)などの軽微な手内筋リハビリを開始します。前腕屈筋群を酷使するダンベル運動などは、医師の許可が出るまで控えるのが賢明です。