映画『雪風』実写化はなぜ中止と噂される?ハリウッドの真相と最新事情

映画『雪風』実写化はなぜ中止と噂される?ハリウッドの真相と最新事情

映画『雪風』実写化はなぜ中止と噂される?ハリウッドの真相と最新事情についての真相をご紹介します。

米Variety誌やDeadlineが2013年4月に報じたスクープによると、ワーナー・ブラザースが映画化権を取得し、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル(Edge of Tomorrow)』を手がけた名プロデューサーのアーウィン・ストフ氏(3 Arts Entertainment)が主導、主演候補としてトム・クルーズの名が挙げられていました。この超大型プロジェクトが、なぜ「企画中止」と噂される事態に至ったのでしょうか。

取材関係者や映画ビジネスの構造から読み解く最大の雪風 映画 中止 理由は、ハリウッド特有の「開発地獄(ディベロップメント・ヘル)」への突入です。大作映画の製作においては、権利取得後に脚本の執筆・改稿が何度も繰り返され、製作費の調達や監督の選定、主演俳優のスケジュール調整が難航すると、プロジェクトが公式な発表なしに無期限凍結されるケースが日常茶飯事となっています。

特に本作の場合、トム・クルーズ氏が同時期以降、『ミッション:インポッシブル』シリーズの過酷な撮影や、歴史的メガヒットとなった『トップガン マーヴェリック』の製作に全精力を傾けていた事実が見逃せません。戦闘機アクション映画の最高峰を自ら打ち立ててしまったがゆえに、同じ「航空アクション」のカテゴリーに属する企画の優先順位が後退したことは想像に難くありません。公式な「製作中止プレスリリース」が出されていないにもかかわらず、10年以上の沈黙が続いた結果、ファンやメディアの間で「実質的な白紙撤回」として受け止められるようになったのが実態です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。