ネット上の口コミやSNSで頻繁にトレンド入りするのが、「京都駅の嵯峨野線ホームが遠すぎて乗り遅れた」という悲鳴です。この現象には、京都駅の歴史的な発展と巨大ターミナル特有の空間設計に起因する明確な理由が存在します。
京都駅 山陰本線 乗り場 遠い 理由の核心は、山陰本線が敷設された歴史的経緯と、1997年に完成した現在の4代目京都駅ビルのレイアウトにあります。東海道本線が東西に貫通する構造であるのに対し、山陰本線は京都駅を起点として日本海側へ伸びる路線として発展しました。そのため、ホームは線路が途切れる「櫛形(頭端式)」で作られ、敷地の都合上、中央改札口(烏丸口)の西側奥深くへと追いやられる形になったのです。
特に危険なのが、新幹線から乗り換えるケースです。東海道新幹線のホームは京都駅の南側(八条口)に位置しています。新幹線中央乗換口を出てから跨線橋(南北自由通路)を渡り、巨大な吹き抜けを横目に北西の31〜34番線ホーム先端まで歩くと、その直線距離は400メートル以上に達します。
標準的な大人の足でも早歩きで7〜8分、キャリーケースを持った観光客や混雑時であれば10〜12分程度を見積もっておかなければなりません。駅構内アナウンスや旅行ガイドが「乗り換えには最低15分の余裕を」と呼びかけているのは、決して大げさな警告ではないのです。