鳶職としてキャリアを高め、年収を伸ばしていくためには段階的な資格取得が不可欠です。未経験から受講できる講習から、実務経験を経て挑戦する国家資格まで、体系的なキャリアパスが整備されています。
1. 入社初期〜3年未満で取得する基本講習
- 足場の組立て等の業務に係る特別教育:足場作業に従事するすべての作業員に義務付けられている基礎教育。
- フルハーネス型墜落制止用器具特別教育:高さ2m以上の高所でハーネスを使用するための必須講習。
- 玉掛け技能講習:クレーン等に資材を掛け外しするための最重要資格。
2. 現場を指揮するために必須となる作業主任者(実務経験3年以上)
- 足場組立て等作業主任者:つり足場や高さ5m以上の構造足場の組立・解体作業を指揮・監督する国家資格。
- 建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者:金属製の骨組みや高さ5m以上の鉄骨建築の建方作業を指揮する責任者資格。
- 職長・安全衛生責任者教育:現場でチームを束ね、元請けの安全衛生責任者と連携するための統括資格。
3. 一流職人の証となる国家検定「鳶技能士」
厚生労働省が認定する技能検定制度のひとつが国家資格「鳶技能士」(1級・2級・3級)です。学科試験に加え、実際の丸太や鋼管を使用した足場の組み立て・小屋組みなど高度な実技試験が課されます。1級鳶技能士を取得すれば、高度な専門技術を持つ職人として全国の現場で通用する証明となり、公共工事の配置技術者要件を満たすなど、社内評価や単価交渉で大きなアドバンテージを得られます。