取材班が収集した現地での証言やSNS・コミュニティ上の膨大な口コミを精査すると、参拝後に劇的な環境変化を経験した人々の生々しい実態が浮かび上がってきます。
京都の安井金毘羅宮において最も目を見張る光景は、高さ約1.5メートル、幅約3メートルの巨大な「縁切り縁結び碑(いし)」です。無数の形代で白く覆い尽くされたその異様な佇まいは、訪れる者を圧倒します。実際に現地を訪れた30代女性は、自らの手記で次のように振り返っています。
「モラハラ気質の婚約者とどうしても別れられず、すがる思いで碑をくぐりました。すると参拝からわずか2週間後、相手の決定的な不正行為が発覚。ショックで寝込みましたが、周囲の協力もあって完全に破談となりました。当時はあまりの展開の速さに恐怖を覚えましたが、今思えばあの強制終了がなければ私の人生は破滅していたはずです」
一方、栃木の門田稲荷神社をめぐる体験談では、体調面への異変を訴える声が目立ちます。参拝直後に激しい頭痛、発熱、全身の倦怠感に見舞われたという報告が後を絶ちません。東洋医学やスピリチュアルな見地ではこれを「好転反応」と呼び、蓄積された精神的毒素が体外へ排出される際の一時的なデトックス現象と解釈されています。
しかし、中には「友人の不倫をやめさせたいと絵馬に実名で書いたところ、自分自身が職場で孤立して退職に追い込まれた」という深刻な体験談も存在します。対象を他者に設定した途端、その刃が思わぬ形で自身に向き直るリスクを示唆しています。