プロ直伝!リベットの正しい打ち方と失敗しないハンドリベッター活用術

プロ直伝!リベットの正しい打ち方と失敗しないハンドリベッター活用術

プロ直伝!リベットの正しい打ち方と失敗しないハンドリベッター活用術の特集記事をお届けします。最新トレンドが詰まっています。

革製品や布小物の接合に使われる「カシメ」や「中空リベット」は、ハンドリベッターとは異なる叩き込み式の技法を用います。

革細工におけるカシメ打ちは、ハトメ抜きポンチでジャストサイズの下穴を開けた後、革の厚みに合った足の長さを選ぶことから始まります。足が長すぎると叩いた際に軸が内部でグニャリと座屈し、頭が斜めに傾いてしまいます。目安は「革の総厚み+1.5mm〜2.0mm」程度の足長です。

平皿または凹み付きの打ち台にカシメ頭をセットし、上から専用の打ち棒を垂直にあてがいます。金属ハンマーで直撃すると金具が変形したりメッキが剥がれたりするため、重量のある木槌やゴムハンマーを使い、「トントン、トントン」と小気味よく垂直に打ち下ろすのが美しく仕上げるコツです。

100均の打ち具・リベットセットは実用に耐えうるか?

ダイソーやセリアなどの100円ショップでも「カシメ打ち具セット」や「ハトメ工具」が入手可能です。これらは薄手の布地や簡易的なポーチ作りなど、引張強度がそれほどかからない趣味用途であれば十分に機能します。

ただし、厚手のヌメ革や毎日負荷がかかるバッグのショルダー接合部などに使う場合、100均の金具はメッキ層が薄く母材の真鍮・鉄が柔らかいため、経年変化で変形したりサビが生じやすい傾向があります。長期的な耐久性や均一な仕上がりを追求する場合は、レザークラフト専門店が扱うSK鋼製(炭素工具鋼)の精密な打ち棒と打ち台を揃えるのが賢明です。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。