SNSのタイムラインを賑わせる人気タレントや俳優陣の中で、とりわけ私服センスへの評価が際立つ人物には明確な共通項が存在します。雑誌のスタイリストやファッションエディターの間で「私服のセンスがずば抜けている」と名前が挙がる筆頭格が、俳優の菅田将暉さんや坂口健太郎さん、そして女性では川口春奈さんや新木優子さん、高畑充希さんらです。
彼らの投稿が群を抜いて支持される背景には、プロも絶賛する意外な組み合わせの妙があります。全身を誰もが知る有名ラグジュアリーブランドで固めるのではなく、例えば数十万円するセリーヌやボッテガ・ヴェネタのレザージャケットのインナーに、下北沢や高円寺で発掘した千円台のバンドTシャツを合わせる。あるいは、上質なメゾン マルジェラのワイドスラックスの足元に、あえて履き潰したコンバースを投入するといった「ハイ&ロー」のコントラストです。
テレビ局関係者の証言によると、現場入りの私服を目にしたスタイリストたちが「その合わせ方は思いつかなかった」とその場でディテールをメモする光景も珍しくありません。虚飾を排した私服姿に垣間見える「自分のスタイルに対する確固たる自信」こそが、フォロワー数百万人の視線を釘付けにする磁場を生み出しています。