公的書類を記入する現場で最も重宝するのが、元号と西暦をスピーディーに行き来する暗算ロジックです。令和の年数を西暦へ直す際は、「令和の数字+2018」という計算式を用います。令和2年であれば「2+2018=2020」となり、西暦2020年であることが即座に導き出せます。「れいわ=018」という語呂合わせで記憶しておくと、日常生活のあらゆる事務作業で戸惑う心配がなくなります。
干支に目を向けると、令和2年は十干十二支で「庚子(かのえね)」、いわゆる子年に該当します。古来の東洋思想において、庚(かのえ)は「変化や更新」、子(ね)は「種子の中に新しい生命が芽吹き始める状態」を指し、新たなサイクルの幕開けを告げる巡り合わせと解釈されてきました。奇しくも2020年は、長年続いてきた既存の社会常識が強制的にリセットされ、テレワークやデジタル化といった新しい社会様式へと舵を切った「構造転換の起点」となりました。
行政手続きや民間金融機関のフォーマットでは和暦表記と西暦表記が混在しており、内閣府の公文書管理ガイドラインにおいても元号表記と西暦の併記が推奨されるケースが増えています。日常のちょっとした手続きで立ち止まらないためにも、この基本公式を把握しておく価値は極めて高いと言えます。