2024年4月、旧事務所の再編に伴い発表された株式会社嵐の設立は、エンターテインメント業界においても画期的な出来事でした。代表取締役には弁護士の四宮隆史氏が就任し、メンバー5人全員が連名で出資・設立に踏み切りました。
STARTO ENTERTAINMENT公式発表資料や関係者の証言を読み解くと、この新会社設立には2つの決定的な意味があります。
第一に、「解散の完全な否定」です。もし解散を前提としているならば、わざわざ多額の資本を投じ、権利関係を整理するための独立法人を立ち上げる必要はありません。大野氏を含む5人が署名したという事実そのものが、「嵐」という名前と権利を自らの手で守り続ける強い意思表示でした。
第二に、「主体的な意思決定権の確保」です。これまでは事務所主導でスケジュールや興行が組まれていましたが、グループとしての権利窓口を一本化したことで、「いつ、どのような形で嵐を再始動させるか」を5人自身の合意によって決定できる環境が整いました。
また、嵐ファンクラブ会員限定情報においても、バースデーカードの送付や会報の配信、メンバーからの定期的なメッセージ発信が継続されています。年会費を維持しながらコミュニティを維持していること自体、公式側が「休眠状態の維持」と「いつかの合流」を前提に運営している動かぬ証拠です。