そもそも、なぜ「氷水」と「タイキック」という異色の組み合わせが誕生したのだろうか。発端は、2026年1月にタイのチェンマイで開催された格闘技イベントの罰ゲームだったとされる。氷風呂に入って体温を下げた状態で、プロのムエタイ戦士からお尻にキックを受けるという、バラエティ番組さながらの企画がSNSで切り抜かれ、瞬く間に拡散した。
ルールは至ってシンプル、かつ理不尽だ。バケツ一杯の氷水を頭から被るか、氷を敷き詰めた浴槽に30秒間浸かった後、待機している「キッカー」から容赦ないタイキックを受ける。これをノーカットでSNSに投稿し、次の挑戦者を3人指名するというシステムだ。かつてのトレンドを悪魔的に融合させたこのゲームは、刺激を求めるネットユーザーの心に火をつけた。