「42.195kmなんて絶対に走れない」と感じるかもしれない。しかし、適切な準備を行えば、運動経験が少ない人でも半年から1年で完走を果たすことは十分に可能だ。
トレーニングの基本は、とにかく「ゆっくり長く走る」LSD(Long Slow Distance)だ。息が切れない程度のジョギングを週に2〜3回、徐々に時間を延ばしていく。いきなり長距離を走る必要はない。2026年のトレーニング理論では、走行距離の量よりも、心拍数ゾーン2(会話ができる程度の強度)での滞留時間が重要視されている。
レース3ヶ月前には、本番の7割程度の距離(25km〜30km)を一度走っておくことが望ましい。これにより、自分の体が受けるダメージの感覚と、補給のタイミングを肌で理解できる。無理な追い込みではなく、継続的な「脚づくり」こそが、完走証を手にする確実なルートだ。