ペットサロン業界の経営環境は、水道光熱費の高騰やトリマーの待遇改善を背景に、ここ数年で構造的な転換期を迎えました。一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の動向や全国ペットサロン実態調査の集計データを踏まえると、基本施術料は2024年比で約8〜12%上昇しています。
犬種や体重、被毛の状態によって設定は細分化されており、毛玉やもつれがある場合は別途1,100円〜3,300円前後の追加料金が発生するのが一般的です。また、技術力の高いトップトリマーに対する「指名料(550円〜2,200円程度)」を導入する店舗も標準化しつつあります。
地域差も顕著で、東京都心部や人気住宅街の旗艦店では、トイプードルの基本カット料金が15,000円を超えるケースも珍しくありません。料金の安さだけで選ぶと、施術時間の極端な切り詰めや、経験の浅い見習いトリマーによる対応となり、仕上がりや安全性に直結するリスクを孕んでいます。