いま彼女がどこに向かい、何を大切にしているのか。現在の動向を紐解くと、商業的なトレンド追従から完全に脱却した、純度の高い審美眼が見えてくる。日々の発信や関係者への取材から浮かび上がるのは、流行にとらわれないエフォートレスな上質さだ。愛用ブランドとして知られるセレクトには、使い捨てのファストファッションとは対極にある、長く付き合える確かな仕立てのアイテムが並ぶ。
彼女が選ぶのは、素材の背景や職人の手仕事が透けて見えるような、ストーリーを持つ服や道具ばかりだ。自身で手がけるハンドメイドのバッグやアクセサリーも、単なるサイドビジネスではなく、自らの生活に必要なものを自らの手で形にするという一貫した哲学の延長線上にある。メディアの表層的な取材では見えてこない、生活者としての骨太な矜持。それこそが、同世代だけでなく若い世代までも虜にする圧倒的人気の真実である。