世界中で栽培される紅茶は、産地の標高、気候、土壌によってキャラクターが明確に分かれています。最初から自分の嗜好や飲用スタイルに合致した茶葉を選択することが、失敗を避ける最も賢明な防衛策です。
最初の1杯に迷った場合、以下の基準を参考に自身のライフスタイルに合った銘柄を選定してください。
茶葉選びの判断基準:おすすめできる人・慎重になるべき人
【ダージリン(インド産・春摘み/夏摘み)】
・向いている人:ストレート専用で楽しみたい人。マスカットや若葉を思わせる繊細なアロマや、ワインのような心地よい渋み(キレ)をじっくり味わいたい本格志向の人。
・おすすめできない人:ミルクを入れて飲みたい人、または渋みに極端に敏感な人。ダージリンにミルクを加えると、繊細な香り立ちが乳脂肪にかき消されてしまいます。
【アッサム(インド産・CTC製法)】
・向いている人:濃厚なミルクティーやチャイを日常的に楽しみたい人。モルトのような甘い芳香と、力強いボディ感を好む人。
・おすすめできない人:すっきりした清涼感のあるストレートティーを求める人。ストレートで飲むには重厚すぎると感じられる場合があります。
【ディンブラ(スリランカ産・セイロン紅茶の女王)】
・向いている人:最初の一歩で絶対に失敗したくない完全な初心者。花のような芳醇な香りと爽快な渋み、鮮やかな紅色の水色を持ち、ストレート、ミルク、アイスティーの全方位でハイレベルに対応します。
・おすすめできない人:スモーキーさや独特のクセなど、極端に尖った個性を求めている上級者。
【アールグレイ(フレーバーティー)】
・向いている人:柑橘類(ベルガモット)の清々しいアロマでリフレッシュしたい人、アイスティーを華やかに楽しみたい人。
・おすすめできない人:茶葉本来の原産地のテロワール(自然の風味)を純粋に味わいたい人。