年代ごとに球団の顔となったロゴマークには、それぞれの時代の熱狂が刻まれている。昭和30年代に親しまれた鮮やかな赤を基調としたドラゴンマークは、力強さと野性味を前面に押し出した意匠でファンの心を掴んだ。
そしてプロ野球業界全体に大きなショックを与えたのが、1987年に就任した星野仙一監督時代の大改革だ。名門ロサンゼルス・ドジャースを彷彿とさせる筆記体のロゴと深みのあるブルーのカラーリングが導入され、中日ドラゴンズのビジュアルイメージは一気に洗練されたモダンなものへと刷新された。帽子に躍る「CD」マークの黄金比率は、今日まで語り継がれる傑作デザインと言える。