原爆ドームや平和記念公園といった歴史的ランドマークから少し足を伸ばすと、中国地方きっての歓楽街・流川(広島市)と、商業の中心地である八丁堀(広島市)が広がる。従来は居酒屋やバーがひしめいていたこの一画に、いま鮮明な地殻変動が起きている。
牽引役となっているのは、紛れもなく新世代のコンセプトカフェだ。秋葉原発祥のクラシカルなメイド喫茶が築いた基盤の上に、近未来サイバー、ゴシックホラー、学園モノ、ファンタジー酒場といった多様なサブカルチャーが融合。路地裏の雑居ビルを上がれば、そこには作り込まれた独自の世界観が広がる。広島の夜を彩るカルチャーの重心が、確実にこのエリアへとシフトしつつある。