映画公開前、世間や一部の批評家の間には「世界的人気歌手を起用した話題作りではないか」という冷ややかな見方も存在していました。しかし、蓋を開けてみるとアリアナ・グランデの映画に関する評判は劇的な大絶賛へと変わります。
アリアナ・グランデの演技力に対するネットの反応を見ても、「表情の微細な変化だけでグリンダの孤独と見栄を表現し切っている」「コミカルな動きからシリアスな涙の演技まで完璧」と、演技面への賞賛がSNS上を席巻。各国の主要映画賞でも演技部門のノミネート候補に名を連ねるなど、映画界における彼女のポジショニングは一変しました。
一方で、撮影期間中にはビジュアルの激変や話し方の変化、さらには共演者イーサン・スレイターとの熱愛報道など、ネット上では様々な噂や憶測が飛び交いました。一時的に囁かれた激やせ報道や声質の変化について、アリアナ本人は「グリンダという役柄に骨の髄まで同化するためのストイックなメソッド演技の一環」であったことを明かしています。結果としてその徹底的なこだわりが、スクリーンの隅々まで血の通った圧巻のキャラクター造形を生み出す原動力となりました。