死に水とは?末期の水との違いや正しい順番・作法と意味を徹底解説

死に水とは?末期の水との違いや正しい順番・作法と意味を徹底解説

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古くから日本の看取りにおいて受け継がれてきた「死に水(しにみず)」ですが、正式な仏教儀礼としては末期の水 読み方として「まつごのみず」と呼ぶのが一般的です。一部地域や慣習では「まつの水」と発音されることもありますが、意味合いに本質的な違いはありません。一般的に口語では「死に水をとる」、儀礼用語や法要の文脈では「末期の水の儀」と表現されます。

では、そもそも死に水を取る 意味とは何なのでしょうか。その根底には、喉の渇きに苦しむことなく、安らかに冥土へ旅立ってほしいという遺族の切実な祈りが込められています。古来、人は死の直前に激しい喉の渇きを訴えることが多く、息を引き取る間際に水を与えて少しでも苦痛を和らげ、あわよくば蘇生してほしいと願った呪術的・祈願的な側面が起源とされています。

仏教における末期の水 由来 仏教の説話としては、仏教の開祖である釈迦(仏陀)が入滅する際の情景が広く知られています。釈迦がクシナガラの沙羅双樹の下で最後の時を迎えた際、激しい口渇を覚え、弟子のアーナンダ(阿難)に「喉が渇いた。水を汲んできてほしい」と頼みました。阿難が汲んできた清らかな水によって喉を潤した釈迦は、心安らかに涅槃(ねはん)に入られたと伝えられています。この故事に基づき、亡き人が安らかに旅立てるよう、現世の最後の水を手向ける習わしが定着しました。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。