学校教育の現場に目を向けると、知識の詰め込みから「科学的な探究プロセス」へのシフトが進んでいる。文部科学省が定める学習指導要領においても、単なる岩石標本の暗記にとどまらず、火山の活動やプレートテクトニクスと関連づけた統合的な理解が求められるようになった。
日本列島は4つのプレートがひしめき合う世界屈指の変動帯に位置する。中学理科における地学分野の学習は、地震や噴火といった自然災害のリスクを正しく恐れ、大地の恵みを理解するための基礎教養でもある。
学校の定期試験でも、単に「玄武岩」と答えさせる問題は減少し、「粘性の低いマグマから形成される組織の特徴を説明せよ」といった思考力・表現力を問う設問が確実に増えている。