気になる異性ができると、誰もが無意識のうちに相手の思考を読み解こうとします。「好きな人の頭の中はどうなっているのか」「自分の存在は少しでも脳内を占めているのか」という好奇心は、人間が他者と親密な関係を築こうとする際の普遍的な心理欲求です。この原始的な感情にダイレクトに訴求したのが、うそこメーカーシリーズを代表する脳内診断サービスでした。
好きな人の名前を単体で入力した場合、画面には頭部の断面イラストの中に「愛」「休」「金」「遊」「悩」といった漢字が敷き詰められて表示されます。もしも中央に「愛」や「H」がびっしりと並んでいればドキリとし、「嘘」や「悩」ばかりであれば思わず苦笑してしまう――。この視覚的なインパクトと、誰にでも直感的に理解できるデザインこそが、20年近くにわたって愛され続ける最大の理由です。
さらに発展形として登場した「脳内相性メーカー」では、自分と好きな人の二人の名前を入力することで、両者の脳が重なり合うようなビジュアルや、お互いが相手に対して抱いている感情の割合が提示されます。片思い中の人にとっては「両思い片思い占い」のような感覚で試すことができ、カップルにとっては関係性を再確認するライトなコミュニケーションとして活用されています。