南阿蘇ランチの主役といえば、全国的な知名度を誇るあか牛丼です。阿蘇の大自然で放牧され、良質な牧草とミネラル豊富な湧水で育った「くまもとあか牛」は、適度な霜降りと濃厚な赤身の旨味が特徴。レア気味に焼き上げられたスライス肉に、特製の甘辛ダレと半熟卵、アクセントのワサビが絡み合う一杯は、南阿蘇を訪れたら外せない王道の味です。近年は肉の部位や焼き方に強いこだわりを持つ専門店が増加しており、肉本来のジューシーな風味を存分に堪能できます。
一方で、南阿蘇の歴史と風土を深く味わうなら高森田楽や地鶏炭火焼きも見逃せません。囲炉裏を囲み、特産のつるの子芋やヤマメ、生揚げなどに自家製の山椒味噌を塗り、炭火でじっくり香ばしく焼き上げる高森田楽は、数百年前から受け継がれてきた伝統の味。炭の爆ぜる音と味噌の香ばしい煙に包まれる体験は、旅情を掻き立てる特別なひとときを演出してくれます。
さらに、引き締まった肉質と噛むほどに溢れ出す脂の旨味が魅力の地鶏炭火焼きも根強い支持を集めています。煙を浴びながら自分たちで七輪や囲炉裏で豪快に焼き上げるスタイルは、ドライブ途中のスタミナ補給としても抜群の満足感を与えてくれます。