さつまいもは中南米熱帯地域を原産とする高温性作物です。苗作りにおける最大の分岐点は、何よりもさつまいも 芽出し 温度管理の精度にあります。塊根が休眠を打破して発芽スイッチを入れる最低限界温度は15℃以上ですが、生育をスムーズに進めるための最適地温は28℃〜30℃、気温は25℃前後が理想とされています。
関東以西の一般的な露地栽培において、本圃へのさつまいも苗 植え付け時期は霜の心配が完全に消える5月中旬から6月中旬がベストシーズンです。苗の成長には発芽から切り取りまでおよそ60日〜70日を要するため、逆算すると3月上旬から中旬が芽出しのスタート適期となります。
芽出し前に行うべき極めて有効なプロの裏技が「48℃温湯消毒(温熱処理)」です。47℃〜48℃に保った湯に芋を40分間浸漬することで、休眠物質を強制的に分解して一斉萌芽を促すとともに、表皮に付着した黒斑病菌などの病原菌を死滅させることができます。この前処理を行うだけで、後述するさつまいも苗作り 失敗 原因の筆頭である「初期腐敗」を大幅に低減できます。